振袖を着ると気持ち悪くなるのはなぜ?体調が悪くなった時の対処法をご紹介!
公開日:2023/10/15 最終更新日:2023/09/20
Furisode
成人式や前撮り撮影で振袖を着るのを楽しみにしている方は多いでしょう。しかし洋服と違って普段着慣れない振袖なので、貧血になったり気持ち悪くなってしまったりしたら、どうしようと心配な方もいるのではないでしょうか。心配な方向けに振袖を着ていて体調が悪くなった時の対処法について解説します。
振袖を着ると気持ち悪くなる理由
振袖を着ている時に気持ち悪くなってしまったら成人式や前撮り撮影を楽しめません。理由を知っておくことで予防や対処がしやすくなるでしょう。
なぜ気持ち悪くなるのか?
振袖は普段着ている洋服と違い腹部周辺を帯や紐で締め付けます。そのため、もともと締め付けられる服が苦手な方は気持ち悪くなってしまうかもしれません。また、洋服は大丈夫でも、振袖の独特の締めつけや重さに息苦しく感じる方もいるかもしれません。
着付けは振袖が崩れないようしっかりしてくれる場合が多いので、もし着付けの時点で不安だったり息苦しさを感じたりしたら、その時点で少し着付けをゆるくしてもらいましょう。
その日の体調にもよる
成人式で振袖を着る場合は着付けや美容室の予約が早朝になってしまうこともあります。また前日緊張であまり眠れなかった、忙しい、トイレに行って着付けが崩れるのがいやで朝食や水分を取っていないといった場合は体調が崩れやすくなります。なるべく体調を整えておくことが大切です。
振袖で気持ち悪くなった時の対処法
もし振袖を着ている時に気持ち悪くなってしまったら、どういった対処法があるのでしょうか。当日あせらなくてもよいように事前に対処法を確認しておきましょう。
自分で振袖をゆるめてみる
振袖は着崩れないようにしっかり着付けしてありますが、着付け会場から出た後に気持ちが悪くなってしまうほどきつい場合は、自分でゆるめてみましょう。まずは着物と帯の間に指を入れて動かし帯の位置を下げてみます。そうすることで、みぞおち部分にすき間が発生し、楽になるでしょう。
帯を下げても楽にならなければ伊達締めをゆるめます。あまりゆるめすぎると着崩れて自分では直せなくなってしまうので、少しずつ行うようにしてください。前撮り撮影の場合は周囲に着付けできる方がいるため、自分でゆるめず相談してみましょう。
また前撮りで気持ち悪くなってしまった方は、成人式本番では着付け師にゆるめに着付けしてもらうように頼みましょう。
暑さ対策をする
成人式は冬に行われるため、寒いからといって冬用のインナーを着る方もいます。しかし振袖は着物や帯を重ねるので、重く暑く感じる場合があります。成人式の会場は空調が効いていて人も多いので、暑さと人ごみで酔ってしまうかもしれません。
冬用のインナーは着ない方がよいでしょう。また暑くなってしまった時用に、扇子や水分を持っていくのがおすすめです。寒いのが心配な場合は、さっと取り出せるサイズのショールを持っていくのがよいでしょう。
振袖で気持ち悪くならないための予防法
前撮りや成人式本番は万全の状態で迎えたいですよね。そのために予防法について解説します。
体調を整えておく
成人式の場合、たくさんの方が着付けを行うため振袖を着付けてもらうには、着付け時間が早朝になることがあります。成人式終了までトイレに行くのが面倒なので、水分を取らないという方が多いです。しかし成人式会場は空調が効いていたり、人が大勢いたりするので暑い場合があるでしょう。
そのため暑さや水分不足で気持ち悪くなってしまう可能性があります。水分は我慢しないで適度に取りましょう。トイレに行きたくなった時のために、トイレの行き方も事前に確認しておいてください。また成人式に生理がかぶってしまうこともあるでしょう。
そういった場合は生理であることを伝えて着付けをゆるめにしてもらいましょう。生理のときはショーツ型のナプキンやタンポンなどを活用して着物が汚れないよう対策しましょう。生理の時に体調が悪くなりやすい方は事前にピルを服用して、生理日をずらすという方法もあります。
ピルには副作用や飲みはじめるタイミングがあるので、気になる方は早めに産婦人科で相談することをおすすめします。
締めつけの少ない下着を着る
体を締めつけられると気持ち悪くなりやすい方は、普段つけている下着ではなく、締めつけの少ない下着を着るのがおすすめです。家にあるものを使いたい場合はノンワイヤーのブラジャーやブラトップなどをつけていくと、胸まわりの圧迫感が少なくなるでしょう。また和装用の下着を購入してみてもよいでしょう。成人式以外にも着物を着る機会があれば役立ちます。
まとめ
成人式や前撮り撮影で振袖を着るのは本人も家族も楽しみにしていることでしょう。しかし早起きして着付けや美容院、慣れない振袖を着るうちに気持ち悪くなってしまう方もいます。体調を整えておく、締めつけの少ない下着を身につける、着付けの際にあまりきつく着付けしないように頼むなどあらかじめ対策を練っておきましょう。
もし着付けがおわった時点で苦しいようなら、自分でゆるめずプロに調整してもらってください。それでも当日気持ち悪くなってしまうこともあるので、気持ち悪くなってしまった時の振袖のゆるめ方を確認しておくのがおすすめです。また朝食や水分も適度に取っておきましょう。